スタッフブログ
STAFF BLOG2015.05.04 / 外山
地元の良さ再発見! ~和紙~
こんにちは 県央の 外山です。
今回は 『和紙』 の お話。
昨年11月に ユネスコの無形文化遺産に『和紙』が登録されました。
登録されたのは、岐阜県の「本美濃紙」、埼玉県の「細川紙」、島根県の「石州半紙」の3つです。
無形文化遺産は、芸能や社会的慣習など、形のないものが対象ですので、登録されるのは、紙そのもの
ではなく、これらの和紙をつくる 伝統の技術 になります。
和紙の産地は、全国各地にありますが、ふと 地元にも 目を向けてみると 伝統を継承していこうと
努力されている 下田特産の 『大谷地和紙』 (おおやち わし) を見つけました。
今回は 大谷地和紙 保存会 代表 の 小柳さんに お話しを うかがいました。
地域の宝として後世に伝えていくため、平成21年に
約50年ぶりに集落の人と力を あわせて 大谷地紙を
よみがえらせました。 大谷地紙は その堅牢さゆえに
江戸時代には村松藩の御用紙としても使われました。
伝承者と共に復活した素朴で優しく力強い 手づくり
の 和紙 です。
こころを打たれた と 同時に、復活して 6年くらい
経つというのに、地元にいても まったく知らなかった
というのが 恥ずかしい ところ。
せっかくの 地元の いいもの を 家づくりを通して
何か PR する お手伝いが 少しでも できないか?
と考え、今回 新築しております 三条市北入蔵の お宅 の 床の間に 『大谷地和紙』 を 貼らせて いただきました。
また、今後の取組みとして、和紙そのものの 質感を より味わえるよう 置型ランプ や、照明と組み合わせて 新たな
演出が 家づくりの中で できないものか? と 考えております。
三条市北入蔵の お宅は 完成見学会を 5月下旬に予定しております。
和紙に 興味のある方 や 伝統の復活ばなし に感銘を受けられた方は ぜひ 遊びにいらしてください!